少し前、食卓は日の丸でした。
数十年前の日本。
ちゃぶ台の上に並んだ料理、それらを囲む家族の輪。
当たり前だった団らんの風景が、今、変わりつつあります。
20世紀の終わりごろ、孤食という言葉が生まれました。
それは裏を返せば、一人ひとりの時間が尊重されるようになった、
とも言えるかもしれません。
でも、どれだけ時が経とうとも、価値観が変わろうとも、
まるい食卓を囲んだあの景色を懐かしく思うのは、
私たちがどうしても求めてしまう愛情の形が
そこにあるからではないかと思うのです。

5代目 藤井 啓雄

6代目 藤井 幹子

和を紡ぎ、伝え、繋げる。
戦後、昭和30年代。
熱源の進化を見据え、華月は更なる耐熱性、耐久性に優れた陶土と製造技術の開発に成功しました。
素材のうまみを最大限に引き出し、食卓に「美味しい」を届ける耐熱食器、
直火調理後にそのまま食卓へ運べる調理兼用食器などの研究を重ね、
日本の食文化の良さを五感で感じる商品開発を行い、美味しいごはん土鍋の研究開発に定評を得ています。
100年で得た経験、培った技術と想いを最良の品質に変え、
100年経っても色褪せることのない日本の伝統技術を繋ぎ、地場産業の発展に貢献します。